甘いものを食べ過ぎると眠気が強くなる3つの理由と眠気対策
甘いものを食べた後に、強い眠気を感じる事はありませんか? その具体的な理由と、眠気をなくすための具体的な対策方法についてまとめました。
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「甘み」で眠気が起きる仕組み
甘さで眠気が起きてしまう大きな原因は「インスリンの過剰分泌」によるものと言われます。
通常、甘いものを食べると血液中の糖分を分解するために、膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。インスリンは糖分を分解すると同時に、過剰な糖分は脂肪へと変換していきます。(甘いものを食べ過ぎると太るロジック)
例えば甘いものを一気に食べてしまうと、急激に血液中の糖分が増えた状態(血糖値が増えた)を減らすために、インスリンが過剰に分泌し、逆に血液中の糖分が少なすぎる状態「低血糖」になってしまいます。
低血糖の主な症状として、頭痛・ふらつき・あくびが出る等がありますが、特に「眠気」を強く感じる人が多いようです。
- 急に甘いもの摂取
- 高血糖になる
- 糖分分解のためインスリンが過剰分泌
- 低血糖状態になり強い眠気を感じやすくなる
このような理由で、甘いものが眠気を誘発してしまうようです。
甘いもの対策
「甘いものによる眠気」を防ぐためには、次のような方法がおすすめです。
- 一気に甘いものを食べない。
- 朝食でいきなり甘いものを食べない。
- 低GI値の食事への工夫
朝一番に食べる時や、お腹が空いていている時は、胃が空っぽに近い状態。このタイミングでの食べ物は注意が必要で、身体への吸収が早くなる分、血糖値の急上昇を招きやすい状態です。
「血糖値急上昇」を防ぐ事を意識して、一気にドカ食いせずしっかり噛んで食べる事や、糖分を徐々に摂るように意識するだけでも違います。
GI値は血糖値の上昇率の指標となるもの。主要な食材のGI値が計測されていて、数字が低いほど血糖値の急上昇を防ぐ事ができます。
季節性うつの可能性も
甘いものが招く眠気のロジックを解説していきましたが、別な理由で「眠気」「甘いもの」が関わる場合もあります。
「冬季うつ」等と呼ばれる季節性のうつ病がそれで、病中はとにかく甘いものが食べたくなったり、強い眠気を感じ続ける事となります。
「冬場になると異常に眠くなる。」「甘いものがすごく食べたくなる。」等の状態になっているなら、注意が必要です。
▶関連:【冬季うつ/夏季うつ】季節性うつ病の症状の違いと原因・対策方法
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