「目覚ましより早く起きてしまう!」状態が続く時の改善方法
目覚まし時計が鳴るよりもかなり早い時間帯に目が覚めてしまう状態が続く場合。そんな状態に考えられる主な原因とそれぞれの対処方法についてまとめました。
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加齢による早期覚醒
年をとるに連れて起きる時間が早くなっていってしまう事は人間の身体の構造上では普通の事です。
睡眠リズムを作っている睡眠ホルモン「メラトニン」は、年齢を重ねていくほどに分泌量が少なくなっていく事が分かっています。
このメラトニン分泌が減ってくるために、眠りが浅くなり目覚めやすい状態となります。
日常生活に特に影響がないのであれば問題ありませんが、例えば睡眠不足によって昼間にボーッとしてしまうなどの場合には、よりメラトニン分泌がされるようにする等の対策が必要です。
うつの初期症状
過度のストレスが原因となる場合が多い「うつ」。このうつ状態の初期症状として「かなり早い時間に目が冷めてしまう」という状態が起こってしまうようです。
社会的に。またはプライベートで。何かしらのトラブルやストレスを感じる事があったり、これまで長期間に蓄積されてきたような原因がありそうであれば、少し疑ってみた方が良いかもしれません。
また「季節性うつ」のように、ある一定の時期のみ現れる特殊なうつも存在しています。この場合はストレス云々というよりも、急激な温度変化等が身体に作用して自律神経が乱れる事で起こってしまう症状です。
▶【冬季うつ/夏季うつ】季節性うつ病の症状の違いと原因・対策方法
概日リズム障害
概日リズムとは、サーカディアンリズムとも言われる活動と睡眠の周期の総称です。
概日リズム障害は、このサーカディアンリズムが何らかの原因で乱れてしまった状態。自分の想定時間より早く目覚める状態が続くなら、このリズムが乱れてしまっている可能性も高いです。
概日リズム障害には、睡眠する時間帯が全体的に後の時間にズレこんでしまう睡眠相後退障害と、逆に前にずれこむ睡眠相前進障害があります。
睡眠相後退障害は、夜勤等でシフト制で働いている方や、夜遅くまでゲームをしたり遊んでしまっている夜型タイプの人に多いようです。
一方、睡眠相前進障害の場合は「加齢によって目覚めてしまう」原因と同じく、体内のメラトニン量が不足していっている事がこの症状の起きる理由とされています。
睡眠相前進障害でも睡眠相後退障害でも、身体のリズムを正常な状態に戻していく事がとても大切です。
▶夜ぐっすり眠れる方法は・寝れる体に変える2つの事をやるだけ
「寝れる体質」に戻す2つの行動
なかなか眠る事ができなかったり、眠りが浅かったりする場合、 「寝れない体質」に体が変化してしまっているかもしれません。
「寝れない体質」から「寝れる体質」に戻すため、 簡単にできる、次の「2つの行動」をぜひ試してみて下さい。
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